最近ネットフリックスでリリースされた『ザ・プロム』(The Prom)はご存知でしょうか?
メリル・ストリープとニコール・キッドマンが共演し、テレビシリーズ「glee グリー」のライアン・マーフィが監督を務めたNetflixオリジナルのミュージカル映画。
この作品は2016年に初演された「プロム」が原作となっています。
今まで、プロムの問題点やいいところや日本の成人式と何が違うのかなどプロムに関していろいろ紹介してきましたが、実際にこのように映画として見るとよりその部分が理解できるのかなと思って今回はそれを記事にしてみました。
ぜひ映画も見てもらえたらなと思います!
一体どんなストーリー?
ニューヨークの“元”超人気舞台俳優ディーディー(メリル・ストリープ)とバリー(ジェームズ・コーデン)は、新作ブロードウェイミュージカルが大コケしてしまいます。
昔はたくさんの賞を取っていたものの、今やその輝きは衰え、役者生命の危機に立たされるというシーンから始まります。
そこで起死回生を図るため、何かいいアイデアはないかと話し合っていると、ある一つの動画がソーシャルメディアで話題となっていました。
それは、インディアナ州の田舎町に住む女子高生のエマとアリッサが同性のパートナーとプロムに参加しようとしているところを、PTA会長に猛反発され、参加を禁じられ悲嘆に暮れていた。もし参加するのであればプロム自体を中止にするという始末・・・
ひょんなことからその事実を知ったディーディーとバリーは、この機会を利用して自分たちのイメージを挽回しようと思いつき、同じくキャリアアップを狙うアンジーらとともに計画を練るが……。
劇中では4人はインディアナに集結し、ディーディーとアンジーは名声を取り戻すため、エマとアリッサは2人でプロムに参加するため、それぞれ奔走することとなる。
前途多難、若い女の子のカップルそしてベテラン俳優たちが交わることにより、思いも寄らない騒動、そして愛や感動のドラマが生まれていく。
実際にみた感想
以前プロムの問題点を記事にまとめました。
そこでも取り上げていた通り、つい最近までは同性同士でのプロムを禁止している学校が多くあり、ジェンダーという社会問題をリアルに描いたものでした。
プロム参加の悲願は一筋縄には行きませんが、大切なひととプロムに参加したいという強い思いが周りの大人たちの心を動かし、最高のプロムを作り出すことができたのだと思います。
この映画はミュージカル形式なので演者の感情がとても伝わり、クライマックスでは涙をこぼすこともありました。
実際のプロムの形式や雰囲気を忠実に表しているので、ぜひ見ていただきたいです。
終わりに
結果が良かったとしてもそうでなくても、自分で考えて行動すること自体がこれからの人生やキャリアを切り開くものだと映画を通して感じました。
エマとアリッサのように、成人を迎える人にも「自分の人生は自分で切り開く」という強い志を持ってもらいたいですね。
そしていつか、みんなが大切なひとと一緒に一生で一度の大切な思い出を残せるプロムを日本でも開催できればなと思います!
今回のザ・プロムはミュージカルなので、楽しみながら見れると思います。
ぜひ海外に興味がある方やプロムって実際どういう感じなの?と思っている人には必見の映画です!!
私もとても楽しめて、涙あり笑いありの映画でした!
(参考)https://eiga.com/movie/94005/
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