着られなくなったオーダースーツを、体型の近い誰かに引き継いでもらう。プロムでは、服を作って販売するだけでなく、テーラーの技術でサステナブルを体現する新しい取り組み「継ぐスーツ」をスタートしました。この記事では、その内容と始めたきっかけをご紹介します。
継ぐスーツとは
「継ぐスーツ」は、過去に購入・オーダーした服が体型の変化などで着られなくなったとき、以前のご自身とサイズが近い方の中から引き取り手を探し、サイズを補正したうえで、捨てずに新しい方に着ていただく取り組みです。
眠っていた1着が、テーラーの手を経てもう一度誰かの1着になる。その流れをステップでご紹介します。

継ぐスーツをスタートしたきっかけ
私たちは服を生産・販売する中で、「ファッションを楽しむ」ということは「たくさんの服を購入し、毎日違う服を着ること」だけではない、と考えさせられました。実際にオーダースーツ事業を営み、多くの新しい服を作っていく中で、同じ服でも「大切に長く、その人が好きであればいい」と強く再認識したのです。
とはいえ、体型や身長の変化により、過去に作ったオーダースーツが着られなくなり、眠ったままになっているお客様も多いのではないでしょうか。
プロムはもともと、親から子へ継いでいただけるくらい丈夫なものを作りたいという思いで、1着1着に思いを込めて仕立てており、この気持ちは創業当時から大切にしています。
ただ、オーダースーツには「自分にしか体が合わない」という先入観があり、古着としても値がつきにくいのが実情です。その結果、着られなくなったスーツが押し入れにしまわれたままになってしまっています。
一方で、多くのお客様の採寸データを見ていると、体型や身長、体つきがかなり近い方がいらっしゃることも分かっていました。「着られなくなる前の自分に近い体型の方を探せるのではないか」——それが「継ぐスーツ」を考えるきっかけになりました。
リーズナブルに「テーラー」を体感し、廃棄も減らす
継ぐスーツでは、新しく着ていただく方の体にフィットさせるため、これまでの経験を生かして数mm単位のお直しを施します。引き継ぐ際には、自分の体にフィットした1着をお渡しできるようにしています。
オーダースーツをゼロから作ると費用がかかりますが、継ぐスーツならテーラーの仕事をよりリーズナブルに体感でき、着なくなった服の廃棄も減らすことができます。買取業者に持ち込んでも値がつかず、どうすればいいか分からなかった1着を他の人が引き継ぐ——この流れこそ、「サステナブル」を体現するものだと考えています。
この取り組みは、既存のお客様だけでなく、新規のお客様にもご参加いただけます。まずはお客様の採寸データをもとに、どの程度まで修正が可能かを計算し、服のサイズ感を調整することで、眠っていた服を新しい方へ引き継ぎます。
おわりに
比較的手の届きやすい形でテーラーの仕事を感じられる体験になっていると思います。ご興味のある方は、ぜひプロムのインスタグラムをご確認ください。

prom suit Instagram:https://www.instagram.com/prom_suit/
プレスリリース:PR TIMES「継ぐスーツ」
あわせて読みたい
- どんな場面でも第一印象は大切!あなたの体にあったスーツを探してみませんか?
- プロムにスーツを着るのは男性だけじゃない!女性もスーツを着る理由とは?
- 「若者に革靴を」vol.1 靴磨職人が教える革靴の魅力、履き方&ケア方法!!by PLSB
※本記事は2022年に公開した内容を再編集したものです。



